WingFoxというクリエイターが制作するコンテンツのチュートリアル講座を有料で販売しているサイトがあるのですが、そちらで購入した【Blenderで作るセルルックキャラクタ「イレイナ」】を実際にチュートリアルを見ながら最後まで作り終えたので感想を書いていきます。
実際に講座みながら作ってみて気になるところ
モデリング
参考にしているイレイナですが、モデリングのための3面図のようなものがアニメのシーンやWebサイトから画像を持ってきているので、ずれや見づらさがあります。
下着、爪、足指のモデリングはなし。
それらを作りたい場合は別途Youtubeなのでチュートリアルを公開している方の動画を参考にしましょう。
マテリアル
基本的にマテリアルに単色を当て込み白黒マスクをさせて影やグラデーションを反映させる。
別途、目などはUV展開してペイントソフトなどで描く必要がありますが、用意された素材から使いまわすことも可能。
ちなみにチュートリアルのBlenderのバージョンと今回使用したバージョンは同じ2.93ですが、これを変えてはいけません。
チュートリアルにあるはずの設定項目がなかったり、バージョンを変えてさらに戻すとマテリアル内にエラーが出るのでミックスシェーダーなど設定し直す必要があります。
シェーディングとシャドウ
完成品を見比べながらだったのですが、瞳にかかる髪を透かすことがまず難易度が高すぎて自分ではできませんでした。
おそらくチュートリアル中に追加した顔のオブジェクトや設定が何かしら影響を与えていたのかもしれません。
チュートリアルを提供する側が中国語表記だったり途中何度もやり直しを繰り返していたらこちら側も混乱しますからね。
表情アニメーション
表情コントローラーを使い表情の設定をします。
目がない暗い顔、目閉じ、目が「><」←この状態になっている表情を作ります。
チュートリアルの中で何度もやり直ししていて非常に分かりづらかったのですが何とか形にしました。
ですが口は形にはできましたが、アーマーチュアや動きは思い通りにはいきませんでした。
最終調整
レイヤーやオブジェクトやライトなどの切り替えでかなり苦戦しました。
まず中国語でレイヤーやオブジェクトが分けられているので分かりづらいのと、用意されていない素材があったり、事前に録画された設定を説明しているだけでチュートリアルとして学ぶことが難しい箇所があったりします。
ですので完成品を見比べながら作らないと難しいかもしれません。
最後に
チュートリアル中に何回か出てくるのですが間違えたのでやり直しますだとか(Ctrl+Z何回か…)、重要なところを説明していない箇所がある等、困るところもあります。
私の場合マテリアルの後半で意味が分からず詰んだので、完成品を見ながらの作業となりました。
参考になった部分もあるのですが、アニメーションセルシェーディングはかなり難易度が高い印象です。
これだけ難しいと思わせるようなことを書きましたが私自身3Dキャラクター制作は初心者なので、技術がある人は別のやり方でスムーズに行くのかもしれません。